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Patient Guide

たるみの教科書

ふとした写真の自分が、なんだか疲れて見える。「たるみ」の気づきは、多くの場合そんな小さな違和感から始まります。ひと言で「たるみ」といっても、その中身は人によってさまざまです。皮膚のハリ低下、支える組織のゆるみ、脂肪や骨のやせ——原因の内訳が違えば、合う治療の系統も変わります。このページでは、たるみの仕組みとタイプ、治療の考え方を、一般的な医学情報としてできるだけ平易にまとめました。

01 Mechanism

たるみの正体

「たるみ」と聞くと、皮膚がのびてゆるむことを思い浮かべるかもしれません。ただ一般には、たるみは皮膚だけの問題ではなく、その下にある脂肪、SMAS(表情を支える土台の膜)や靭帯、筋肉、骨まで含めた、顔全体の構造の変化として起こると考えられています。

大きく分けると、原因は二つの方向から重なります。

この二つは別々の原因のため、一つの方法ですべてを解決するのは難しいと一般に説明されています。マッサージや化粧品でお手入れを重ねてきたのに変わらなかったと感じる場合も、ケアが足りなかったのではなく、原因が手の届きにくい深さにあったのかもしれません。「どこが、どのように変化しているのか」——その内訳を知ることが、たるみと向き合う出発点になります。

02 Six Types

タイプを知る

一般的な整理として、たるみは次の6つのタイプに分けて考えることができます。大切なのは、どの施術を受けるかを決める前に、ご自身のたるみがどのタイプかを知ることです。「フェイスラインがぼやけてきた」「夕方になると顔が重い」——思い当たる言葉を手がかりに、近いものを探してみてください。

タイプ特徴と見分けの手がかり
皮膚そのもののたるみ(真皮のハリ低下)細かいちりめんジワや、毛穴が涙のように縦長に見えるのが特徴です。頬を軽くつまむと、戻りがゆっくり。長年紫外線を浴びてきた方に多い傾向があるとされます。
支える膜のゆるみ(SMAS・靭帯)フェイスラインのもたつき、頬から口元にかけての下がり、輪郭のぼやけ。皮膚の深い層で顔を支える膜や靭帯がゆるみ、その上の皮膚や脂肪ごと下がると考えられています。
脂肪の下垂・偏りほうれい線や、口角の下の線(マリオネットライン)が目立つ、頬の高い位置がしぼんで下側がふくらむ。頬の脂肪が本来の位置より下へ移動することが関与するとされます。
ボリュームの減少(しぼみ)こめかみ・頬・目の下がこけて影ができ、疲れて見える。脂肪や骨そのものがやせる変化で、引き締めだけでは対応しにくいとされます。
筋肉が関わるたるみ首に縦の筋すじが出る、口角が下がる、あご下のもたつき。首や口元の筋肉の働きが、見え方に関与するとされます。
むくみが重なるたるみ夕方に顔が重く感じる、朝と夜で輪郭が違う。水分のうっ滞でたるみ感が強調されるもので、ほかのタイプと重なって現れやすいとされます。

実際には、多くの場合いくつかのタイプが重なり合っていて、鏡の前での自己判断は思いのほか難しいものです。ここでの見分けはあくまで目安として、正確な内訳は診察で肌を拝見しながら確かめていきます。

03 Approach

治療の考え方

原因の内訳が違えば、治療の系統も変わります。結果を左右するのは、どの機器を選ぶかよりも、原因の内訳に治療の系統が合っているかどうか——一般にそう考えられています。おおまかな考え方は次の通りです。

機器で引き締める場合も、「どの深さを狙うか」で系統が分かれます。一般に、真皮から皮下のハリ低下には面でじわっと温める高周波(RF)、より深い皮下やSMAS(表情を支える土台の膜)のゆるみには、深部まで届く高周波や、狙った深さに点で熱を届ける超音波(HIFU)が用いられると説明されます。

また、治療の強さと負担はトレードオフの関係にあるとされます。穏やかに温めるタイプは痛みが少ないかわりに反復が前提、高温でしっかり熱を入れるタイプは一回の変化が大きいかわりに、痛みや、まれにやけど(熱傷)などのリスクを伴います。こうしたリスクは、適切な冷却・出力設定と施術者の管理のもとで低減を図ります。「痛いほど効く」という単純な関係ではありません。

結局のところ、単独で万能な機器はなく、「引き締める・引き上げる・補う」を原因の内訳に応じて組み合わせるのが基本と考えられています。当院でも、診察で肌の状態を拝見し、内訳を見極めたうえでご案内します。無理におすすめすることはありません。

04 Care & Cautions

セルフケアと注意点

悪化を防ぐという意味で、日常で気をつけたいことがいくつかあります。

治療を検討される際は、妊娠・授乳中かどうか、内服中のお薬、これまでの美容治療歴、日焼けの有無などを必ずお知らせください。効果・ダウンタイム・持続の目安について説明を受け、その場で急いで決めず、考える時間をとってから始めることが、一般にトラブルの予防につながるとされています。

なお、たるみや小ジワは、ご自身では変化に気づきにくいのが特徴です。同じ条件で撮った写真で経過を比べる方法が、一般にすすめられています。日々のお手入れを重ねても思うように変わらないと感じるとき、そこから先は医療がお手伝いできる領域かもしれません。

当院の対応施術

当院では、たるみに対して次の施術をご用意しています。どれが合うかは原因の内訳によって変わるため、診察で肌を拝見したうえでご案内します。

回数・間隔・ダウンタイムなどの目安は、本体ページの「たるみ・引き上げ」パネルをご覧ください(ヒアルロン酸注入は「ハリ不足・ボリューム」パネルに掲載しています)。

気になる施術が決まっている方はWEB予約から。「どれが合うのか分からない」という段階のご相談も歓迎です。迷うときは、ご予約の前に公式LINEでお気軽にご相談ください。

FAQ

よくあるご質問

たるみは機器の治療で元通りになりますか?
一般に、機器治療はゆるんだ組織を「引き締める」ものであり、時計を巻き戻すような若返りではないとされています。特に脂肪や骨がやせたことによる影やくぼみは引き締めでは戻りにくく、ボリュームを補う注入など別の系統が検討されます。当院では、診察で原因の内訳を確かめたうえで組み合わせをご案内します。できることと、できにくいことを率直にお伝えしますので、迷いや不安もそのままお聞かせください。
効果はどのくらい続きますか?
一般に、穏やかな治療では比較的短く、しっかり熱を入れる治療でもおよそ1年が一つの目安とされ、繰り返すことで維持・蓄積していくものと説明されています。加齢そのものは進んでいくため、定期的なメンテナンスを前提に考えるのが現実的です。持続には個人差があります。
高周波(RF)とHIFU(超音波)はどう違うのですか?
ごく一般的な整理では、高周波は真皮から皮下を「面」でじわっと温めて引き締める傾向があり、HIFUは狙った深さ(真皮〜SMASあたり)に「点」で熱を届けるとされます。肌表面のハリを狙うのか、輪郭の土台のゆるみを狙うのかで、向く系統が変わります。どちらが合うかは、診察でご相談ください。
施術は痛くありませんか?
しっかり熱を入れるタイプの施術は、痛みを伴うことがあります。一般に、熱さの感覚は安全のための大切なサインとされるため、痛みを完全に消すのではなく、冷却などで和らげながら行うのが基本と説明されています。痛みが心配な方には、穏やかに温める痛みの少ない系統もありますので、診察時にお気持ちをお聞かせください。
1回で変化はわかりますか?
一般に、照射直後の引き締まりに加えて、数週間から数カ月かけてコラーゲンが作り替えられていくため、変化はやや遅れて表れ、繰り返すことで蓄積するとされています。また、たるみはご自身では変化に気づきにくいため、同じ条件で撮影した写真で経過を比べる方法がすすめられています。
マッサージや家庭用美顔器でたるみはよくなりますか?
一般に、セルフケアで皮膚の深部やSMAS(表情を支える土台の膜)のゆるみまで働きかけるのは難しいとされています。また、強くこする・引っ張るといった刺激は摩擦や色素沈着の一因になりうるため、やりすぎには注意が必要です。気になるときは、まず診察でご相談ください。

記載の施術はすべて自由診療(保険適用外)です。効果・経過・持続には個人差があります。施術に伴う主なリスク・副作用・注意事項は、診察時に医師よりご説明します。本ページに記載のウルセラプライム・モフィウス8・インモード・XERFは国内未承認の医療機器です(正規販売代理店を通じて入手・国内では未承認)。国内に同一の承認を受けた機器はありません。諸外国の承認状況(米国FDA/欧州CE等)は各施術のご案内・診察時にご確認いただけます。本ページの掲載内容は一般的な医学情報であり、診断に代わるものではありません。気になる症状がある場合は、医師の診察をご利用ください。

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